ヴァージニア・ウルフの生誕136年に対して、おすすめ作品紹介

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Googleを開いたら、トップ画面にヴァージニア・ウルフ肖像画が登場しました!

1月25日はイギリスの女流作家でありモダニズム文学の巨匠ヴァージニア・ウルフの誕生日ですね。

管理人も好きな作家の一人です。

意識の流れという独特の手法を文章化した作品を読んだ時、「まさに私の頭の中そのものだ!」ととても感動しました。

知らない方に向けてオススメの本などご紹介しつつ、語ってみたいと思います。

 

 

ウルフ文学と言えばまずはコレ!「ダロウェイ夫人」 

初めてウルフ文学に触れる方にもオススメな作品が「ダロウェイ夫人」です。

とても知名度が高いので名前を知っているという方も多いでしょう。

イギリスの上流階級で不自由ない生活をしつつも、実は深刻な悩みを抱えているダロウェイ夫人を中心に、豊潤なイメージが豊かに展開していきます。

 

ウルフの文学は、難しいと言われることもありますが、この作品は意識の流れの文体が読みやすくするすると読める点が特徴的です。

 

登場人物たちが、それぞれに個性があり、基本的に光りに包まれているような輝かしい瞬間が切り取られていることも魅力があります。

 

管理人は初めて読んだ時、一気に物語世界に引き込まれて、読後しばらくイギリスの空気を感じました。

ウルフという作家の魅力が凝縮した本だと思います。

 

2018年現在の翻訳本の中ですと、光文社古典新訳文庫のものが読みやすいと思います。

 

ダロウェイ夫人 (光文社古典新訳文庫)

ダロウェイ夫人 (光文社古典新訳文庫)

 

 

すべての始まり「船出」

ヴァージニア・ウルフの処女作が「船出」です。

作家の処女作には、後の作品の重要な要素が散りばめられていることが少なくないと思います。

「船出」にも、後に顕著になってくるウルフ独特の文体や、モチーフが、垣間見られて面白いです。

 

物語は、内気な若い娘レイチェルが父親と共に南米に向けた旅に連れ出されたところから始まります。癖のある人々と触れ合う中で、レイチェルの内面はどのように揺れ動いていくのか、丁寧に描かれている作品です。

 

処女作らしく、どことなくゴツゴツした粗い部分があることも、また魅力を感じさせます。

ダロウェイ夫人は洗練された完成品の美しさがありますが、船出はまだ手探りで進む新進気鋭の作家の豊かな感性に文体が追いついていないような不完全ゆえの良さがあると言えるでしょう。

個人的には、結構好きです。

 

岩波書店から上下巻が出ています。

 

船出(上) (岩波文庫)

船出(上) (岩波文庫)

 

 

世界でもっとも美しいと言われる「遺書」

才能もあり、地位も名声も富も手にしたはずのウルフ。

しかし、彼女の生涯は順風満帆であったとは言えません。

数々の困難に遭遇し、最愛の人とめぐりあってなお、最後に彼女は自ら命を絶ってしまいます。

 

夫のレナードが、ウルフの死後に紹介した遺書は、その美しさから「世界でもっとも美しい遺書」と言われているのです。

 

作品を作る時、ウルフは作家であったでしょうが、遺書はウルフが一人の人間として正直に思いを綴ったものだと個人的には思います。

もし生きていたら・・・と考えるのは、生きている側の驕りかもしれません。

遺書なので積極的におすすめというわけではありませんが、ウルフという人物を知る上で欠かせないものであると考えていますので、こちらでご紹介させていただきました。

 

書きながら改めて読み返したくなりました。

次の週末は、ウルフ作品を読もうかなと思います。

 

 

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初出掲載:2018年3月22日