「閑な読書人」に共感する今日このごろ

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エッセイが好きだ。

 

時々、無性にエッセイが読みたくなって、本棚を漁ってみたり、本屋に足を運んだりする。

 

この本と出会った時も、心の奥底でエッセイへの渇望のようなものがあったのかもしれない。

 

たまたま出かけた先で時間が余ってしまい、存在は知っていたけれど入ったことがなかった本屋へと足を運んだ。

 

まず、表紙が良かった。

 

やる気があるのだか、ないのだか、判然としない猫の絵が書かれた灰色の本。

 

古本屋の日に焼かれた本棚の中にひっそりとあるような佇まいで、しかし新刊のコーナーにぽつんと置かれていた。

 

荻原魚雷、知らないなぁ・・・)

 

世の中の作家なんて、知らない人がほとんどなのだが、でもなんとなく作者名にも惹かれる。

かっこいいようなそうでもないような、そんなネーミングセンスが面白い。

 

極めつけは帯に書かれた文句だ。

 

「ずっと隠居にあこがれていた。

 できることなら浮世離れした人間になりたかったー

 本の本であり、ニートのための本であり、

 そして昭和の文人魂も味わえる、珠玉のエッセイ集」

 

パラパラと中を読んで、ほぼ即決で購入した。

金欠だったのに、ね。

 

「閑な読書人」は、フリーライターとしてと細々と生計を立てつつ、好きな時に寝て好きなだけ本を読んで、たまには友人と飲みに行く、著者のエッセイ集だ。

 

肩肘張らない、一見なんでもないように書いているように見える味のある文章が好みである。

 

一応私も、フリーライターとして生きているのだが、時代が違うので、活躍する媒体は大いに異なる。

 

こういう生き方したいな。と素直に思った。

 

昨今は、SNSが発達していて、フリーライターの中にも、月収やら年収やらをおおっぴらに公開し、とても頑張って活躍している方々の発信が目に触れることもあるのだが、バリバリ活動している方の言葉は、時に疲れる。

 

のんびりと自分のペースで、でも底にほのぐらい不安も見えつつ、それでもなんとか日々を生き抜いて些細な幸せを噛みしめる。そんな生き方があってもよいのではないかと思う。

 

「三十代までは仕事を中心に一日を組み立てていた。今は散歩と睡眠を優先する。

 健康だとお金がかからない。メシと酒がうまい。そんな単純な事実にきづくのに、ずいぶん時間がかかった。」

 

激動する社会に疲れた時、折に触れて読み返したい本である。

 

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初出掲載:2018年3月22日